【コラム】 カーコーティング・洗車の疑問 : 誤解?その常識間違ってる? : 本当に知っておきたいこと
【コラム】 カーコーティング・洗車の疑問 : 誤解?その常識間違ってる? : 本当に知っておきたいこと
えっ?何を言っているの?せっかく洗ったのに雨に濡れたら意味がないと思われる方がほとんどだと思いますが、私たち専門店の視点、車を美しく保つための方法として晴れた日を避けて雨の日に洗車をするのは実は非常に理にかなっています。
その理由を常識 vs 専門店の視点でいくつか挙げてみます。
1. 水道水より「雨水」の方が安全
【一般の常識】 雨は汚い。水道水で洗って乾かすのが一番綺麗。
【専門店の視点】 「水道水が乾くこと」が一番の天敵です。 水道水にはカルシウムなどのミネラルが含まれており、これが乾くと「イオンデポジット・水シミ(白い輪っか状のシミ)」になって塗装を侵食します。一方で、雨水(特に降り始め以降)はミネラルを含まない蒸留水に近いため、水道水が乾いてシミになるリスクより、雨で濡れ続けている方が塗装にとっては「安全な状態」と言えます。
また、普段の洗車に洗車機を利用されている方はさらに注意が必要です。洗車機のほとんどは井戸水や地下水を使用しているため水道水以上に水シミのリスクが高くなります。
2. 傷のリスクが激減する
【一般の常識】 晴れた日にピカピカに拭き上げるのが洗車。
【専門店の視点】 「乾燥状態での摩擦」が傷の元凶です。 晴れた日はボディが高温になりやすく、シャンプーがすぐに乾いてしまいます。雨の日は湿度が高くボディも冷えているため、シャンプーが乾く心配がありません。さらに、汚れがふやけて柔らかくなっているため、スポンジで優しく撫でるだけで汚れが落ち、洗車傷がつくリスクを最小限に抑えられます。
3. 「拭き上げ」をサボれる(または楽になる)
【メリット】 専門店が推奨する洗車方法の一つに、「純水洗車」がありますが、雨の日は”天然の純水(雨)”がすすぎを助けてくれます。
強い雨の日なら:シャンプーで洗って流した後、そのまま雨に打たせておけば、水道水や井戸水・地下水のミネラル成分が雨で置換されるため、拭き上げずに終わってもシミになりにくい(※車種や雨の汚れ具合によります)。
小雨の日なら:拭き上げの際も、水滴が乾いてシミになる焦りがないので、ゆっくり丁寧に作業できます。
結論:「雨の日洗車」の手順
・雨が降っている最中に、カーシャンプーで優しく洗う。
・水道水で泡を流す。
・そのまま雨の中を少し走るか、雨に打たせて「水道水を雨水に入れ替える」。
・屋根がある場合は軽く拭き上げる。 屋根がない場合でもそのまま放置しても、晴れた日に水道水や井戸水で洗車するよりはるかにマシです。
洗車とは今までの汚れを落とすのが目的であって、いま一瞬の綺麗のためではないのです。
数々のリスクを考えずに晴れた日に洗車しても、天候にかかわらずその瞬間から車は汚れていきます。どうせ同じように汚れていくのであれば、リスクの少ない「雨の日洗車」がおすすめです。数々の
当店を含む専門店の洗車はどうして価格が高いのか、ガソリンスタンドやよく見る大手コーティング店の洗車と何が違うのかと思われている方は多いと思います。
私たち専門店から見ればガソリンスタンドさんなどの洗車は洗車機やご自宅で洗車するのと何ら変わりがありません。むしろお車を大切に思っていらっしゃる方がご自身で洗車されたほうが仕上がりは良いかもしれません。
私たち専門店の洗車はただ単に車を洗うのではなく、普段の洗車では落とすことのできない汚れを徹底的に細部まで落とし、リセットすることに価値があります。
特に車の汚れの中で一番落とすべきスケール汚れ(水シミ・水垢・イオンデポジットとも呼ばれます)は整った環境(最低限屋内で空調が必要)でなければ安全に除去することはできません。また、洗車に使用する水も純水でなければせっかく除去したスケール汚れが再付着してしまいます。スケール汚れの最大の原因は水道水や井戸水・地下水なのですから。
当店の洗車は全ての工程で純水+ナノバブル水を使用しています。
さらに鉄粉やピッチ・タールなどの付着物、虫や鳥フン、花粉・黄砂・融雪剤などそれぞれの汚れに最も効果的な専用のクリーナー(洗剤)を数種類使用して安全に除去します。
また、普段なかなかしっかり洗うことのできないタイヤやホイール、タイヤハウスにドアのヒンジやリアゲート・ボンネットの内側なども丁寧に洗い上げ、モールやパネルの隙間、エンブレムの細部まで特殊なブラシやスポンジで汚れを落とします。
そして、Quick COAT [クイックコート] ではセラミックベースのコーティング、Natural wax [天然ワックス] では厳選した天然ワックスを施工しますので、ディーラーさんや大手コーティング店さんのガラスコーティングに匹敵する(それ以上かも?)仕上がりになります。
私たち専門店ではそれが洗車のスタンダードだと認識しています。
確かに価格は安いとは言えませんが、きっと満足していただける内容です。本物の洗車を体感してみませんか?
洗車機で洗車すると傷が気になるからと敬遠されている方は多いと思います。
結論から言いますと、それは昔の話で最近の洗車機は洗車機で洗うことによって傷が増えるとういことはほとんどありません。むしろ間違った手順で手洗いした方が傷が増える場合もあるくらいです。
しかし、実際のところ洗車機で洗車をしていて傷がついたり、増えたりしたことのある方もいらっしゃるでしょう。ここでは洗車機のメリットとデメリット、なぜ洗車機で洗車をすると傷が増えてしまうのか、おすすめの洗車機活用法についてお話しします。
【洗車機のメリット】
1.時間がないときでもさっと洗える
これが洗車機の1番のメリットと言えるでしょう。時間がないから、傷が気になるからと言って汚れたまま放置するのが一番良くありません。
2.最近の洗車機のブラシは傷がつきにくい素材を採用している
洗車機で傷が付くイメージを持たれている方は昔のナイロンブラシの洗車機を想像されているかもしれません。最近の洗車機は傷のつきにくいスポンジブラシや不織布ブラシを採用していますのでブラシによる傷の心配はほとんどありません。
3.大量の水で洗える
洗車機は大量の水をかけながら洗車します。実はこれが傷をつけない洗車につながるのです。例えば自宅でホースを使って手洗いで洗車したとします。ほとんどの場合は圧倒的に水の量が足りない状態で洗車してしまっています。結果、手洗いの方が傷がついているなんてことも少なくありません。
4.オプションをうまく利用する
洗車機には様々なオプションメニューがあります。その中でもぜひ活用していただきたいオプションを2つお教えします。(洗車機によってはない場合もあります)
下部洗浄:雪国には欠かせないオプションです。融雪剤が撒かれる冬には必須です。安価で中途半端な下回りの防錆加工をするくらいなら冬の間だけでもマメに下部洗浄した方が下回りのサビ防止に効果があります。
高圧洗浄または泡洗車:洗車機のブラシで洗い始める前に高圧で水をかけてくれるオプション、または泡をかけてくれるオプションがある洗車機があります。汚れがひどいとき、例えば黄砂が降った後や融雪剤が撒かれた道路を走った後、鳥フンや虫がたくさんついているときなどは是非使ってみて下さい。
また、お店によってはスタッフさんが予備洗浄してくれたり自分で高圧洗浄機で予備洗浄できるところもありますので探してみるのも良いでしょう。
5.純水仕上げ、純水洗車機もあります
まだ少ないですが、純水仕上げや純水を使用した洗車機もあります。有名なところでは大和ハウスパーキングさんが全国展開されている"D-wash"さん。こちらは屋内洗車場、洗車機ともに純水を使用しています。富山県では富山市黒瀬にあります。
【洗車機のデメリット】
1.洗い残しが多く発生する
最近の洗車機は多くのセンサーで車の形状を読み取って洗い残しがないように進化しているのですが、それ以上に車の形状が複雑化しておりどうしても洗い残しができてしまいます。
当然、洗い残した部分は汚れたままですので拭き上げのときにその汚れをタオルで引きずってしまったら…そうなんです!洗車機で傷がつくと思っている方はこれをやってしまっているんです。
2.地下水や井戸水を使っているため水シミの原因になる
洗車機のほとんどは地下水や井戸水を使用しています。地下水や井戸水は水道水よりも多くミネラルを含んでいるため、水シミのリスクが圧倒的に高くなります。ちゃんと拭き上げれば大丈夫なんじゃない?と思っている方も多いですが、拭き上げてもミネラルは残るので水シミになります。洗車は純水を使うのが基本です。
【洗車機の活用法】
洗車機にはデメリットもありますが、洗わないで汚れたまま放置するくらいなら洗車機で洗車した方が良いに決まっています。
じゃあどうしたらいいのか?このコラムを最初からお読みいただている方はピンときたと思いますが、そうです「雨の日洗車」をすれば洗車機のデメリットが2つとも解消できるんです。
雨の日に洗車機で洗車して雨に打たせて拭き上げをしない。これがおすすめ洗車機活用法です。
当店をご利用いただいているお客様の中には、「休日に自宅で愛車を洗車するのが楽しい!」という方が多くいらっしゃいます。 また、楽しいとまではいかなくても、「新車を購入してせっかくいいコーティングをしたのだから、洗車は自分でしっかりやりたい」という方も多いですね。
そんなお客様とお話ししていると、よく耳にするのがこちら。
「〇〇というコート剤を買いました」
「ネットで話題のクリーナーを買いました」
「高圧洗浄機とフォームガンを買って泡泡洗車したい」
もちろん、自分の好きなアイテムを使って楽しく洗車を継続するのは、愛車をキレイに保つ基本ですので、決して悪くはありません。
ただ、私たち専門店の立場からすると「アイテムを揃える順番がちょっと違うかな?」と感じることがあります。
バチバチに撥水するコート剤や、汚れが強力に落ちるクリーナーは、せっかく高いお金をかけて施工したセラミックコーティングのメリットと被ってしまったり、最悪の場合はコーティングに悪影響を与えてしまうこともあります。「話題になっているから」とつい買ってしまう気持ちはわかりますが、実は不要なケースも多いのです。
では、専門店の目線で「まず最初にどんなアイテムを揃えればいいのか?」 絶対に用意するべきアイテムを3つ、ご紹介します。
洗車において一番こだわるべきは、道具やコート剤・クリーナーではなく「水」です。
数年前までは高価だった純水器も、最近では2万円を切る価格で販売されるようになりました。これは「洗車には純水が必須」という認知が広まってきた結果だと思います。
純水器は内部のイオン交換樹脂を定期的に交換する必要がありますが、例えば富山県の水道水をお使いの方なら、以下の目安で運用できます。
【コストの目安】
10Lタイプの純水器で、週1回洗車する場合 = 1年弱は持ちます。
交換用樹脂(10L)は8千円前後。
つまり、年間コストはそれほど高くありません。 (ちなみに当店では、1ヶ月で20Lの樹脂が必要です…笑)
【注意】ご自宅が「井戸水」の方へ
富山県は井戸水が出る地区が多いですが、井戸水の場合は注意が必要です。 水道水(約50ppm)に対し、井戸水は100~200ppmほどミネラル成分が含まれることがあります。この数値が高いと、水シミの原因になるだけでなく、純水器の樹脂があっという間に寿命を迎えてしまい、ランニングコストが跳ね上がります。
そこで、井戸水の方におすすめなのが「軟水器」です。
メリット: イオン交換樹脂を自分で再生できる(食塩と水があればOK)。
コスト: 樹脂交換が不要なため、ほぼかかりません(再生用の塩代100円程度)。
効果: 純水器には劣りますが、水シミの主原因(カルシウム・マグネシウム)を除去できるので安心です。
軟水器はあまり市販されていませんが、当店にお問い合わせいただければ純水器と同程度の価格(2万円ほど)で作成可能です。ぜひご相談ください。
「泡立ち」が良いものを選んでいませんか? 実は、質のいいカーシャンプーの条件は、泡立ちよりも「泡切れが良いこと」です。
量販店で安く売られているシャンプーの多くは、泡切れが悪く、しっかりとすすいだつもりでも界面活性剤がボディに残り、汚れを引き寄せたりシミの原因になったりします。逆に、泡切れの良いシャンプーを作るには品質の良い原料が必要なため、どうしても価格は高くなります。
また、「傷をつけない洗い方」にもコツがあります。 モコモコの泡で洗うのではなく、「ヒタヒタのシャンプー液」で洗うのが正解です。
質のいいシャンプーの中には、カーボンナノチューブなどの摩擦を減らすナノマテリアルが入ったものもあります。お値段は張りますが、愛車のために非常に有効な投資です。
※ちなみに「スポンジ vs ミット」論争がありますが、柔らかくてシャンプー液をたっぷり含むものであれば、どちらでもお好きな方を使ってOKです!
10Lくらいの小さなバケツを使っていませんか? バケツは大きい方が良いです。できれば20L、最低でも15Lは必要です。
【理由その1:たっぷりの液が必要】 先ほどお話しした「ヒタヒタ洗い」をするには、十分な量のシャンプー液が必要です。
【理由その2:汚れの再付着防止】 バケツが大きいと、洗車中にスポンジから落ちた砂などの汚れが底に沈み、スポンジに再付着するリスクを減らせます。
そして、なぜ「2個」必要なのか?
1つ目のバケツ: たっぷりのシャンプー液を作ります。
2つ目のバケツ: 「水のみ」を入れておきます。
【使い方の手順】 シャンプー液でヒタヒタにしたスポンジで1パネル洗ったら、一度「水の入ったバケツ」でスポンジをしっかりすすいでください。 汚れを落としてから、またシャンプー液をヒタヒタにして次のパネルを洗う。
この「1パネルごとに水ですすぐ」という工程こそが、洗車傷をつけないための最大の要(かなめ)です。 便利なバケツアイテム(ダートロックなど)もありますが、結局は「バケツ2個使い」が一番確実で安全な方法です。
自宅洗車については店頭でのご質問も多いので、シリーズとしてお届けしていきます。 次回は、今回揃えた道具を使った「洗う順番」についてお話しします。お楽しみに!
ご自宅で洗車する時、どんな順番で洗っていますか?ガソリンスタンドさんや大手洗車店さんの洗い方やYouTubeなどで発信されている洗い方を真似て洗っている方も多いと思います。でも実はその洗い方が自宅で洗車する場合には間違っていることもあるのです。
今回は自宅(屋外)で洗車する場合の洗い方についてお話します。
まず、洗車する時は曇りで風がなく、気温が25℃以下であることが必須です。晴れた日に洗車をしてはいけません。日中は避けて建物が東側にある場合は早朝、西側にある場合は夕方が良いでしょう。気温が高いとあっという間に乾いてしまってシミのリスクが高くなります。風があるとさらに乾くのが早くなってしまいます。もし、純水器をお持ちでしたらシミのリスクは軽減されますので多少気温が高めでも大丈夫です。
バケツやスポンジ、ホースの準備ができたら洗車を始めましょう。
1.タイヤ・ホイール・ホイールハウス・下側を洗う
いきなり全体に水をかけてはいけません。まず、なるべくボディに水がかからないように注意しながらタイヤ・ホイール・ホイールハウスにたっぷりと水をかけます。この時強い水圧は必要ありません、必要なのは水量でたっぷりと水をかけて汚れをふやかすイメージです。
タイヤはブラシ(専用のものもありますが亀の子たわしで構いません)で洗います。ホイールとホイースハウスはスポンジ(ボディを洗うスポンジと別のものを用意しましょう)で洗います。
1本洗ったらすぐに十分すすいで次の1本という風に1本づつ洗っていきます。
タイヤ・ホイール・ホイールハウスを洗い終えたら下側をしっかりと水で流しておきます。
足回りは普段洗わないという方もいらっしゃるかもしれませんが、「キレイは足元から」必ず洗いましょう。
2.側面を洗う
洗車の方法で上から下へ洗うのが基本というのを聞かれたことがあると思いますが、あれは屋内で洗う場合です。屋外で最初にルーフやボンネットなどの上面を洗ってしまうと側面を洗っている間に乾いてシミの原因になります。
まず、運転席のドアにたっぷりと水をかけて汚れをふやかしたらシャンプー液をたっぷりと含ませたスポンジで優しく洗います。ドアの上部から地面に対して平行に直線的にスポンジを動かします。ドアの縁まで来たら少し重なるように下にずらしていって下まで洗います。もし、洗い残して上に戻る場合は必ずスポンジを一度すすいでまたシャンプー液をたっぷりと含ませて下さい。また、落ちない汚れがあってもゴシゴシ擦ってはいけません。優しく洗っても落ちない汚れは擦っても落ちません。強く擦ると確実に傷がついてしまいますので、洗って落ちない汚れはそのままにしておいてメンテナンスなど専門店にお任せ下さい。
運転席ドアを洗い終えたら、たっぷりの水ですすいで下さい。シャンプーの残留もシミの原因になりますので、自分が思っているよりも長い時間すすぐのを意識しましょう。
しっかりとすすいだら次は運転席後部ドアというふうに1パネルずつぐるっと1周して下さい。
3.上面を洗う
側面を洗い終えたらボンネット→フロントガラス→ルーフの順で1パネルずつ側面と同じように洗います。ルーフまで洗ったらもう一度全体をたっぷりの水ですすぎます。しつこいくらいにすすぐのが重要です。
4.手早く拭き上げる
拭き上げは洗うのと逆で上面から拭き上げます。
まず、大判の吸水クロスなどを使っておおまかに水気を取ってから柔らかいマイクロファイバータオルで仕上げます。洗うときと同じでゴシゴシ擦ってはいけません。そっと水滴を拭き取りましょう。
また、拭き上げのタオルは絶対に乾いたタオルは使わないで下さい。いちど濡らしてから固く絞ったタオルを使いましょう。隙間から垂れてくる水は数十秒タオルを当てて待つと良いです。バッテリー式のブロアなどを使うとより便利です。
さて、いかがでしたか?多くの方はいきなり全体に水をかけてから洗い始める方法をされていたかもしれません。今回お話した洗い方は屋外で洗車する場合でもシミのリスクを軽減できるやり方です。ぜひ参考にしてみてください。